大阪梅田事業所新規オープンにつき
語学カウンセラー兼内勤営業のオープニングスタッフ募集!
貴方の語学力を是非当社にてご活用下さい!
アトラスについて 採用情報 採用地域
  • 北海道札幌市
  • 東京都 横浜まで通える方
  • 神奈川県横浜市
  • 愛知県名古屋市
  • 大阪府大阪市(急募)
  • 地域外の方は一度ご相談下さい。
    Iターン・Uターンの方歓迎
企業理念会社沿革
第1章 Atlasマンツーマン英会話の歩み

60分2,500円以内でマンツーマンレッスンを毎回払いで合理的に効率よく

ピーター・ヨネナガ氏は7歳でアメリカに単身移民した経験を持っている。7歳からカリフォルニア州サンフランシスコでアメリカ人教師による教育を受けた。当初の目的は、帰国子女として日本の高校に編入するため、小・中学で文部科学省主催の日本人学校にも週末通っていた。

中国系や韓国系の友達も多く、特に韓国語をよく勉強していたという。英語はもちろん、カリフォルニアではメキシコやプエルトリコなどのヒスパニック系住人が多く、この地では第二外国語ともいえるスペイン語もマスターしていたというから驚きだ。Atlasのシステムの多くは、このピーター・ヨネナガ氏の知らず知らずに外国語をマスターしていた経験と自信に基づいているともいえる。

あくまでも使える英会話、コミュニケーションがスムーズにとれる英語でなければ意味がない。コミュニケーションがとれる英語は、テキストやCDだけでは身につかない。グループレッスンでも身につかない。マンツーマンでネイティブスピーカーと楽しく会話する機会を多く持つと、自然に身についてくるものとヨネナガ氏は語る。

Atlasでは、少しでも多く、ネイティブのインストラクターと会話をさせる機会を与えたい。そこで、事業スタート当初から、外国インインストラクターと生徒を1対1のマンツーマンレッスンとした。こうしたマンツーマン形式では当然多くの講師が必要になるから、どうしてもレッスン料は割高になるのはやむを得ないはずである。

事実、大手英会話スクールでは、グループレッスンで40分3,000円というところも珍しくなかった。誰もが、それを当然と思いこみ、仕方がないことだと思い込んでいた。しかし、いくら質の高いグループレッスンを受けられたとしても、40分で3,000円のグループレッスンでは、どうしても頻繁に教室に足を向けにくくなるはずだ。

ピーター・ヨネナガ氏は、これでは意味がないと考えて、マンツーマンレッスン形式をとって上で、なおかつ60分に延長してグループレッスンと同じ2,500円と設定した。レッスン料金が安くなければ、Atlasをスタートする意味がなかったのだ。

「私は、学生や若いサラリーマン、会社員が気軽に出せる金額の一つの基準は、2,500円、と思ったのです」

「てもみん」などの指圧マッサージチェーン店の料金の半額、または「焼き肉やケーキ食べ飲み放題」と同等のの価格設定でネイティブスピーカーによるマンツーマンレッスンを受けることができたら。それなら自分でも行きたいと思うとピーター・ヨネナガ氏は語る。それで、この料金設定にして20年が経った。

あっけらかんとしたものがある。しかし、この英断は、ビジネスとか経営などというものを考えていなかったからできたものだと語る。しばらくしてから、大手英会話スクールのレッッスンシステムやレッスン料を調べてみると、5人以上の多人数制でそれでいて、レッスン料は40分で3,000円とか4,000円というようなところも多かったのだ。

ビジネス感覚でいえば、スクールの家賃がいくらかかって、インストラクターの給与にいくらかかって、雑費がこのくらいで、まずはコストを割り出し、それに適正な、あるにはそれなりの利潤をのせて、入学金と事務手数料、そしてマンツーマンのレッスン料を算出するのではないだろうか。ところがAtlasでは、60分ネイティブスピーカーとコミュニケーションをとる体験を、マッサージや焼肉食べ放題飲み放題に置き換えただけなのだろう。

Atlasが、チラシをまき始めた頃、周囲の英会話教室や外国人講師から、ダンピングして生徒を引き抜こうという魂胆だな、というような誹謗中傷が何件かあったようだ。しかし、ピーター・ヨネナガ氏はそうした指摘を受けて驚いたのだ。それは、ダンピングというような発想はまったくゼロだったからだ。

自分の今財布に入っているお金から考えても、マッサージや食べ飲み放題1回くらいなら心理的な負担もそう大きくなく、それで60分2,500円と決めただけ、だったのだ。運営効率もこの業界の相場も頭の中にはなかった。

「12年経って考えれば、それほど知らないことばかりで、スタートしてしまったのでしょう。吹けば飛ぶような5坪くらいの自宅兼教室が最初でしたので、大手の英会話学校がどうしてあんなに料金で張り合うのか、ビックリしていたくらいですから」 それから現在まで、Atlasは、他の英会話スクールではとか、あのライバル校では、と横並びの視線で業界主観で考えたり、決定したことがないと語る。Atlasではこうしよう!決定は常にAtlasのアメリカ的なメンタリティーのみだった。

一般的に日本社会では、個のきらめきは乏しく、その代りにいくつもの能力と要素が完全に1つにミックスされて、新たな産業を作り出したり、より大きなパワーをもたらすことがある。ブレンド型の社会と呼ばれる理由がそこにはある。

一方、アメリカやヨーロッパ社会はモザイク型と呼ばれていて、遠くから見ると、まるで油絵のようにまとまった世界を描いているのだが、近くから見るとひとつひとつの意志や色や光沢がそれぞれの主張をしており、単純な油絵や水彩画より奥深いものを伝えているのだ。

Atlasの日本人スタッフや外国人インストラクターは、青春時代をアメリカやヨーロッパ、オーストラリアで過ごした留学経験者と外国人。どの一人をとっても、日本独自のブレンド型発想になる道理もなかった。

はからずもそれを証明するかのように、Atlasはその後も、同業他社がこうしているからとか、この業界がこうだから、といった発想とは全く無縁で、独自の戦略が突き進んでいく。ピーター・ヨネナガ氏にいわせれば、Atlasは常にAtlas以外の何者でもなく、他社をまったく意識しないその姿勢にも、新しい時代が求めている英会話スクールの経営のあり方のビジネスモデルをみる思いがした。

最高責任者(CEO)になったピーター・ヨネナガ氏

目次へ

ビジネスモデルのスタートは「シリコンバレー→北海道札幌市→日本全国へ」