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企業理念会社沿革
第5章 語学スクールの激しい競争に打ち勝つAtlasの戦略

講師採用サイトを専門家から見た観点で自社制作

全国の消費者センターに寄せられる語学スクールに関するクレームは、このところ減少傾向にあるという。2007年には1万件以上の苦情が殺到した。その多くが「講師は外国人だと聞いていたが、レッスンで教えているのは日本人だったり」とか「外国人講師なのだが、ネイティブではなくひどい発音だ」「アメリカ人なのだが、常識的な受け答えもできず、明らかに知的レべルが低い」というような、講師に対する不満やクレームで占められている。

拡大路線のAtlasマンツーマン英会話も、当面の最大の課題は、その生徒増加に見合うだけの質を持ったインストラクターをいかに確保するかどうかにかかっていると考えられる。

「人事担当のスタッフが地域ごとに飛び回って人材のスカウト、面談にあたっているのですが、もうそれでは間に合いません。そこで、数千ページに及ぶ専門的な外国人スカウトサイトを自社で制作しました。講師をスカウトするためにアメリカやオーストラリアにも説明会を行うこともあります」

アメリカやヨーロッパには不況に見舞われ、失業率も日本より高い。円高傾向も加わり、日本で仕事をすることは欧米のエリートたちの1つの夢にもなってきているのだ。それだけに、今こそ質のいい人材確保のチャンスだという思い強いようだ。

「サイトがアップされた後は、講師不足に悩まされることは激減しました。それと現在、エース級の講師がいい講師を紹介してくれるのです。これは、職場としてのAtlasを高く評価してくれている証拠とうれしく受け止めているのです」

こうして採用したネイティブ講師たちは、Atlas独自のシステムに合うようにレクチャーを受けて、プロの講師としてスクールに送り込まれる。Atlasの講師定着率は他のどこのスクールよりも極めていい。慣れない日本の生活が軌道に乗るまでは、Atlasの日本人カウンセラーが、あれこれこまめにケアをしているのも印象的だ。

外国人講師の中には、日本語を勉強中の人も多く、語学のレッスンを受けるということが実感でわかり、実際のマンツーマンレッスンに自分の体験が反映されていくようだ。

Atlasマンツーマン英会話のジェフ・カーソンさんは、アメリカ・カリフォルニア州出身の英会話インストラクター。日本にはすでの7年住んでいてAtlasでは丸5年英会話講師として仕事をしてきたベテラン講師だ。

「日本人の傾向として、答えに詰まりそうになるとそこで考え込んでしまい、しばらく黙ってしまうのです。日本人同士なら「これは今、考えているんだ」とわかるのでしょうが、外国人にはなんだかよくわからないのです。わからないなら、わからないと言って欲しい、と何度も思いましたね。2年経つと、レッスンの中で話を続けるために、何かについてわざと大間違いのことを言ったりします。そうすると、「あれ?」と思い、「それ、違いませんか?」と言ってくれます。そうすれば話を続けることができるようになるのです」

ベテランの英会話講師はこんな努力をしているのだと感心させられた。もう1人、講師の体験談を聞いてきたのだが、デイビッド・フィリップスさんはイギリス出身で、日本には3年住んでいる。

「日本に来る前からいろいろ勉強していましたから、日本人の英語は「読み書き」が中心で話すのは不得意だということは知っていました。でも、本当になかなか口を開いてくれないのは理解できるようになりました。私も日本語を勉強しましたが、「間違えると恥ずかしい」と口を開くときも、ちょっと気後れする気持ちなのですね。でも、どんどん話をしていると不思議な事に、失敗して恥ずかしい思いをした表現は、すぐに覚えてしまうんです。マンツーマンによるレッスンは特に失敗するために開発されていて、ドンドン上達していきます。私はアメリカで生まれ育ったので英語を自然に話す。でも日本語は下手です。皆さんはたまたま日本で生まれて育ったら日本語を自然に話す。だから英会話を学びに来ている。お互いさまですよね。レッスンでもよくそう言います。すると生徒のみなさんも、笑顔になって気楽になってくれるみたいです」

デイビッドさんもジェフさんに負けないベテラン講師だ。Atlasでは、こうした質の高い教育者を実に1000人以上も擁している。しかも、その外国人たちがしばしばブレインストーミングし、さらに効果的なレッスン方がないか、提案し合っているのである。

講師にバラつきがあると、いくらマンツーマンであっても個人個人の効果が下がってしまう。従って、Atlasマンツーマン英会話では通常レッスンでは完全なマニュアル化は行わず、個人に才能に任せているところもあるのだ。

しかし、時にはレッスンをモニターし、チェックも怠らない。これは、韓国語、中国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、ロシア語、イタリア語と合計8カ国語、30カ国以上の外国人講師にも同じシステムを採用しているというから驚きだ。

これまで、日本の語学スクールの外国人講師の中には、本来の目的が旅行だったり、出稼ぎ感覚であったりと、そうしたことが原因でスクール側と生徒側とトラブルを発生した例も珍しくなかった。Atlasでは、そうした講師との契約はしないで、全言語、全講師がプロフェショナルな語学講師の自覚を持ち、必要なトレーニングをしっかりと受けた後でなければレッスンを担当させないのだ。

こうした外国人講師の品質コントロールを徹底させることが。Atlasの今後の展開にも大きく響いてくることを、誰よりもピーター・ヨネナガ氏自身が熟知しているからである。

不況は企業の存在理由を判断するチャンス

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